時間がかかるあさりの砂抜きが50度のお湯で簡単に。しかも5分でできるって本当?さっそく挑戦してみたら…動かないんですけど。
味噌汁や酒蒸し、パスタなどいろいろな料理に大活躍のあさり。面倒な砂抜きが簡単にできるという「50度洗い」を試してみた結果は…。
あさりの50度洗いをやってみたら…死んでる?
さっそく、話題の50度洗いをやってみますね。今回使ったあさりはこちら。熊本県産です。
50度のお湯を作ってトレーに入れます。
温度計なしで50度のお湯を作る方法はこちらで↓
そこにあさりをヒタヒタに浸けて、殻をこすり合わせて洗ったらそのまま5〜10分放置。水が少し白く濁り汚れが出たら砂出し完了です。
さっそくニョキニョキと出てきましたよ。これがヒートショックでしょうか、いい感じです。
…ん?動かなくなった?お湯が熱くてびっくりしちゃったのかな。仮死状態っていうこともあるし。
もうちょっと様子みますね。
チョンチョン
…動いてなくない!?
足がピーンと伸び切っちゃってますけど。。。
これって…
死んでる?
死んだら食べられないの?
一抹の不安を抱えつつ、調理に移ります…もったいないし(汗)。
死んでしまったあさりは食べても大丈夫?
結論から言います。
今回は食べても大丈夫でした。
貝があたったら大変なことになるそうなのでちょっとドキドキしましたが、さっきまでみんな元気だったので問題はないのでは…と思いました。さっそく味噌汁にしていただきました…主人が。
その様子を確認し安全を確信してから、私と子ども達も美味しくいただきました。
これはね、決して実験台とかではないです。旅客機パイロットの機長と副操縦士が同じ食事をとらないのと一緒、なにかあったときの保険みたいな…ね。
貝の口はちゃんと大きく開いてましたし、身はプリップリしていました(なんか、現場検証みたくなってきた)。さっきまで生きていたので砂出しはできていて、もし死んでてもすぐなので美味しくいただけたということでしょうか。
たった5分で砂出しはちゃんとできてる?
こちらも結論から。
ほぼ、できてました。
撮影しようともたついてタイマーをセットし忘れ、8分くらい浸けておりました。結果、ジャリッとなった残念なあさりは3,4個のみ。
砂粒ほどの白い小さな貝のカケラみたいなのが1個入っててジャリってなる感じ。2パック(約400g)の中でこの数字は全然OK。成功です。
貝柱もきれいにとれました。残っていたのは2,3個。以前テレビで、水の中でぐるぐる混ぜてから調理すると貝柱が一緒に剥がれるというのを見ましたが、身を守る行為で同じかもしれません。
料理するときのポイントは?
あさりは口が開いた状態で火が通り、出汁も十分に出ています。加熱し過ぎると身が固く小さくなってしまうので、殻が開いたら火を消しましょう。一番美味しい状態でいただきたいですね。
しじみも50度洗いできますのでぜひお試しを。
そもそもあさりの50度洗いってなに?
50度のお湯であさりの砂抜きをすると、加熱しても実が縮まずプリップリになるという方法。5分でできるなら、夕方の買い物でも夜ご飯に間に合いますね。
あさりを海水と同じくらいの塩水(塩分約3%)に浸けて、新聞紙をかぶせ冷暗所に最低でも2〜3時間置いておく…という今までの手間は何だったの?というくらいカンタンで時短!
50度洗いのポイントは?
温度が低すぎると傷みの原因に、高すぎると煮えて死んでしまいうまく砂抜きできないそう。温度を活用する方法で、塩を入れる必要なしです。
まとめ
実際にあさりの50度洗いをやってみた結果、100%ではありませんが時短で簡単にできました。貝は傷みやすいのですぐに調理を。
50度のお湯で動かなくなってしまった原因は不明ですが…美味しかったので成功ということで。3月〜6月くらいの旬で元気のいいあさりだと成功率が高いようです。
時短だけでなく身がふっくら美味しくなる50度洗い、よかったら試してみてくださいね。
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