郵便局やゆうちょ銀行から、現金や口座に入っているお金を送る方法をご紹介します。現金書留で送る場合やゆうちょ間の送金、他行への振込など4つの方法と手数料もわかりやすくまとめました。
「現金」を郵便局から郵送する方法
お祝いののし袋や香典袋などを送るときに使うのが「現金書留」。相手が口座を持っていなくても送金できるので便利ですが、郵送に時間がかかってしまうのがデメリット。
昔ながらの方法ですが、現金を送るには現金書留しか認められていません。宅配便やレターパック等で現金を送ることは法律で禁止されています。
1通の現金書留で送れる上限は50万円まで。現金書留については下の記事で、送り方や料金、注意点なども詳しく紹介していますのでご覧ください。
「現金」を郵便局ゆうちょ銀行の窓口から送金する方法
- 手元の現金で送りたい
- 自分はゆうちょ口座を持っていない
- 受取人のゆうちょ口座へ入金
- 急いで送金したいとき
電信払込(でんしんはらいこみ)
近くの郵便局・ゆうちょ銀行の貯金窓口で、送金額の現金+電信払込料金を添えて申し込みます。受取人のゆうちょの口座(振替口座または総合口座)宛にオンラインで送金されます。
相手の口座に即時に入金されるので、急いでいる場合に便利ですね。
電信払込料金(1件につき)
払込金額 5万円未満=550円
払込金額 5万円以上=770円
「現金」を郵便局・ゆうちょ銀行の窓口や払込機能付きATMから送金する方法は、上記の電信払込み以外に「通常払込み」がありますが、受取人口座が「振替口座」に限られるので、ここではご紹介しません。
ゆうちょ銀行の口座間で送金する方法
- ゆうちょ銀行の口座間で送金する(即時)
- 貯金窓口、ATM、ゆうちょダイレクトでできる
- 毎月の仕送りの送金や家賃の支払いなどに便利
- 振替手数料が他の方法より安い
電信振替(でんしんふりかえ)
送金人と受取人の双方がゆうちょ銀行の口座(振替口座または総合口座)を開設していることが必要。近くの郵便局やゆうちょ銀行、ATM、ゆうちょダイレクトから利用できます。
振替はオンラインなので受取人口座に即時に入金。早くて安くて便利でおすすめです。
電信振替料金(1件につき)
窓 口=146円
ATM=100円
ゆうちょダイレクト=月5回まで:無料/6回目以降:100円
ATM振替では、自分で設定した1日あたりの払戻上限額の範囲内で利用可能です。ATMでの1日あたりの払戻上限額を変更されていない場合は、払戻上限額は50万円になっています。
ゆうちょ銀行から他の金融機関への送金する方法
- ゆうちょ銀行の口座を持っていること
- 現金での振込はできません
- 貯金窓口、ATM、ゆうちょダイレクトでできる
- 通帳と届印、またはキャッシュカードが必要
振込(ふりこみ)
他の金融機関への送金は、ゆうちょ銀行口座からしかできません。
※通帳でのキャッシュサービスをご利用の人は、お届印の代わりに「暗証番号入力による取扱い」も可能。
※簡易郵便局の窓口では取扱なし。
※取引時確認が済んでない口座からの10万円を超える振込はできません。
ATMやゆうちょダイレクトでは、自分で設定した1日あたりの利用上限額の範囲内で利用可能。払戻上限額を変更されていない場合は、利用上限額は50万円(/1日)になっています。
振込手数料(1件につき)
個人利用の取扱内容 | 5万円未満 | 5万円以上 | |
---|---|---|---|
振込 (他の金融機関口座への送金) | 窓口 | 660円 | 880円 |
ATM | 220円 | 440円 | |
ゆうちょダイレクト | 220円 | 440円 | |
自動振替 | 550円 | 770円 |
口座を持っていない相手への送金
現金や口座のお金を、口座を持っていない相手に送る場合は最初に紹介した「現金書留郵便」が一般的です。
郵便局・ゆうちょには、現金を普通為替証書に換えて送付する「普通為替」、「定額小為替」、「小切手払」などありますが詳細はHPで。
まとめ
郵便局からお金を送る方法や振込手数料について整理しました。
他の金融機関と違いゆうちょ銀行(郵便局)の言葉遣いは独特で、「払込み:はらいこみ」「振替:ふりかえ」「振込:ふりこみ」の違いがわからず何度も聞き直したので、なるべくわかりやすく翻訳したつもりです。送金の参考になれば幸いです。