結婚式で主賓や乾杯の挨拶をお願いした方、遠方からお招きしたゲストにはお車代を渡すのが一般的です。
結婚式では迷ったり知らないことがたくさん。お車代の表書きは「御車代」「御車料」どっちがいいの?正しい祝儀袋やポチ袋の選び方についてご紹介します。
早めの準備で余裕を持って晴れの日を迎えられますように。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「お車代」と「お車料」 結婚式はどっちを使う?
結婚式で渡すお車代の封筒を買いに行ったら、表書きの印字が「御車代」「御車料」と2種類ありました。どちらを選べばいいでしょう。
そもそも「御車代」と「御車料」ってなにが違うの?
大手の結婚式場サイトやマナー本をいろいろ調べてみましたが、両方とも載っています。特に決まった使い分けはなくほとんど同じ意味とのことでした。
結婚式のお車代の表書きは
「御車代」「御車料」どちらでも良いそうです。
売り場を見ても「御車代」と「御車料」はどちらも置いてあり、比率も半々といったところ。混乱のもとですよね。どっちでもいいなら統一してほしいと思うのですが…。
結婚式の「お車代」の封筒には決まりがある?
結婚式のお車代の渡し方にも礼儀があります。お車代は祝儀袋に入れて渡しましょう。では、祝儀袋はどれを選べばいいでしょうか。
正式なお車代の祝儀袋は?
ご挨拶や乾杯をお願いする方は、新郎新婦の上司というケースが多いのではないでしょうか。お車代を渡すときもマナーを守って失礼のないように振る舞いたいですね。
正式な「お車代」の祝儀袋は
- 熨斗(のし)あり
- 水引は「結び切り」もしくは「あわじ結び」
- 水引の数は10本
私がみつけた正式な祝儀袋は上の写真。
[左]10枚入り 200円 [右のポチ袋]10枚入り 150円
シンプル!
昔からある王道のタイプ。ちょっとオシャレなものを探していましたが一周回ってここに落ち着きました。いろいろ探しましたが結果、近くの文房具屋さんで事足りました(笑)
印字なしタイプ。字が苦手でも自分で書くことでより気持ちが伝わるのかもしれませんね。私がいただく立場だったら、文字がヘタでも全く気にせずありがたく頂戴します。
「御車代」と印字されたご祝儀袋を選んでみたら?
私のように字にあまり自信がない場合は、すでに表書きが印字されたご祝儀袋を選ぶのが手っ取り早いですよね。
ところが、売り場に並んでいたのは…。
「御車代」「御車料」が印字された封筒はこちら
えっ、水引がない?熨斗(のし)ってミミズみたいなのでもいいの?
さらに探してこちら。
熨斗あり。水引は「結び切り」だけど…。水引の本数って色々あるの?
印字されたものの中から正式な祝儀袋が探せません。
すでに印字されたものはデザインされてカジュアルな印象のものばかり。
他にも、見慣れない(縁もなかったけど)赤線一本だけのを発見。赤線一本の熨斗紙は慶事や挨拶の贈答、粗品やお礼などに使われるそうですよ。
友人用には良いですが、目上の方にマナーは大事!
婚礼に関わるときの正式な水引は10本と覚えておきましょう。
金額や相手によって封筒が変わる?
1万円くらいまでなら水引が印刷されたタイプで良いそうです。胸ポケットにさっとしまえるので、スムーズに受け取ってもらえそうですね。
1万円未満の場合は、ポチ袋でもOK。新札を三つ折りにして入れましょう。3,000円の上は5,000円、次が1万円とするケースが多いようです。
主賓・乾杯をお願いした方へは正式な祝儀袋に包んで渡しましょう。受付けをお願いした友人や同僚へ渡す場合はカジュアルな封筒でも問題ないと思います。
ポチ袋のお札の折り方と入れ方はこちらでくわしく紹介しています↓
そもそも結婚式の「お車代」ってなに?
主賓・乾杯をお願いしたゲスト、わざわざ遠方からお越しいただいたゲストへ感謝の気持ちを伝えるものです。
まとめ
「御車代」と「御車料」はほとんど同じ意味で、特に決まった使い分けはありません。結婚式の場合の表書きもどちらを選んでも良いことがわかりました。
カジュアルでお洒落な封筒も多く見かけましたが、主賓や乾杯をしていただく目上のゲストには正式なご祝儀袋を用意しましょう。自分が恥をかくだけではなく相手の方に失礼がないよう、マナーは守りたいですね。
早めの準備で素敵な結婚式を迎えられますように。