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ブタの貯金箱ってなぜ豚なの?テレビ番組のネタを調べてみた

陶器でできた「ブタの貯金箱」は、子供の頃からうちにありました。愛らしくてどうしても割ることができずに、定規を差し込んでは小銭を出していたものです。

テレビ番組「この差って何ですか?」を観ていたら、どうして貯金箱といえば「豚」なんでしょう?という話題。今まで一度もその由来を考えたことがない私にとって、新鮮な情報だったのでブログ記事にしておきます。

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貯金箱がブタになったのは勘違いからだった?

小銭をいっぱい貯めて、どんどん太っていくイメージで「ブタちゃん」だと思ってました。子供をたくさん産むイメージと、お金が増えていく感じが重なりませんか。

14世紀頃イギリスで、お客さんが「ピッグの貯金箱」というオーダーをして、職人がつくった貯金箱が“豚”の形でした。

実はこのお客さんは、赤い陶土(ピッグPygg)の貯金箱をオーダーしたつもり。

職人が勘違いで“豚”(ピッグPig)の形の貯金箱をつくり、これが可愛いと評判になって広まったというお話。

そしてイギリスから世界へ─。でも、宗教上の理由でイスラム系の国にはブタの貯金箱はないそうです。知りませんでした。

いろいろ調べてみたところ、昔のイギリスでは赤い陶土(Pygg)でつくった壺に小銭を貯め、その壺のことをピッグバンク(Pygg Bank)と呼び、“豚”のPiggy Bankになったという説も…。つまり、チコちゃん同様に「諸説あります」ってことですね。

テレビ番組にも協力されていた尼崎信用金庫の「貯金箱博物館」をご紹介しておきます。なんと来館者には「宝珠 (ほうじゅ) 貯金玉」のプレゼントがあるようなのです。

尼崎信用金庫の「世界の貯金箱博物館」のご紹介
日本、欧米、アジア、中東など古代から現代まで世界62ヵ国、約13,000点を超える貯金箱を収蔵。わが国最初の貯金箱博物館です。
●休館日:月・祝休日(土日と重なる場合は開館)、年末年始

●入館無料

テレビの番組では、日本にブタの貯金箱が入ってきたのは昭和初期で、戦後に銀行で口座開設の際に「豚の貯金箱」が配られたとのこと。

下のレトロショップの話では、1961年に登場した三菱銀行の販促キャラクター「ブーチャン貯金箱」がソフビ貯金箱の先駆け的な存在だそうです。ハチクマ商店のツイートをリンクしておきますね。

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世界中で愛されているブタの貯金箱

トイストーリー「Toy Story」のキャラクターにもいますよねブタちゃん。そうです「ハム」です。ブタの貯金箱のオモチャでブブトンアタックという必殺技が愛らしくて好きです。

お金関係のアプリにはブタの貯金箱をアイコンにしているものもよく見かけますね。やはり世界的にはお金=貯める=ブタなのかもしれません。

タンス預金が増えたり、自然災害の影響で自宅に金庫を購入する方も増えてきているそうです。金庫は30kg以上の重さが推奨されています。もっとかわいい金庫やブタの金庫ってないのでしょうか。

まとめ

私の記事でも何度も活躍してくれている「ブタの貯金箱」。テレビ番組のおかげで由来を知ることができました。博物館の話では、世界中の動物の貯金箱の中で「豚」が一番多いとのこと。招き猫の貯金箱などは日本にしかなさそうですね。

小銭が必要ないキャッシュレスの世の中になってきても、貯金箱のイメージだけは今のまま「ブタ」でいいかなって思います。

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