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ご祝儀袋の表書きと水引の種類!お祝い別の書き方と基本マナー

慶事(喜ばしい出来事)でご祝儀を贈るときに、のし袋の「表書き」はどうするか迷います。のし袋の風習や水引の意味も覚えておきたいものですね。

使う場面で異なるのし袋の「表書き」と、これさえ守れば失敗しない「のし袋の基礎知識」をわかりやすくまとめました。

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のし袋の「表書き」は何て書けばいいの?

わからないときは「御祝」で間違いなし!お祝い事全般で使える表書きなので、迷ったときはこれを書いておけば大丈夫です。

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お祝い別で使い分ける「表書き」一覧表

一般的なご祝儀には「御祝」と書けば間違いないのですが、表書きを使い分けるときに便利な「表書き一覧表」を作りました。結婚祝いのご祝儀は使う水引が異なるので注意しましょう。

祝い事表書き
出産祝い御出産御祝
祝  御出産(祝の後に空白)
初節句初節句御祝
七五三七五三御祝
入園祝御入園御祝
入学祝い御入学御祝
卒業祝い御卒業御祝
進学祝い御進学御祝
就職祝い御就職御祝
成人祝い御成人御祝
還暦※数え61歳
祝還暦
古希※数え70歳
祝古希
喜寿※数え77歳
祝喜寿
傘寿※数え80歳
祝傘寿
米寿※数え88歳
祝米寿
卆寿※数え90歳
祝卆寿
白寿※数え99歳
祝白寿
百寿※数え100歳
祝百寿
転勤祝い
栄転祝い
御栄転御祝
御餞別(おせんべつ)
御贐(おはなむけ)
祝い事表書き
結婚祝い壽(旧字体)
寿
御結婚御祝

縁起を担いで四文字(死文字)を避ける方も多いようです。また「祝 御出産」のように「祝」の後に空白を入れる方法もあります。

送り主の名前の書き方

表書きの水引の下側には送り主の名前を書きます。連名や会社・部署で贈る場合などの名前の書き方はこちらの記事で紹介しています。

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一般のお祝いで使う水引(みずひき)は何を選ぶ?

基本的に一般の慶事の御祝には、5本か7本の蝶結び(花結び)の水引を使います。

蝶結びは、ほどけても結び直せることから、何度あってもおめでたいお祝いのときに使います。祝い事全般には「赤白の蝶結び」を選びましょう。

「結び切り/あわじ結び」の水引は、一度結んだらほどけないことから、一度きりでありますようにという意味があります。基本的には「結婚祝(赤白・金銀/10本)」または「弔事(黒白・黒銀)」で使う水引です。

関西と関東では使う水引が異なる?

関東では「あわじ結び」も「結び切り」の一種として「一度きりのお祝い」に使います。

関西では2つの種類を使い分け、「結び切り」は一度きりのお祝い用、「あわじ結び」は出産祝いや入学祝いなど全般的なお祝いから不祝儀まで幅広く使われています。※

たとえば関東の出産祝いは「蝶結び」ですが、関西の方から「あわじ結び」で贈られることもありますが、風習の違いを理解しておけば安心ですね。※地域で異なります。

贈るときも頂くときも、お互いの地域により風習が異なることを心に留めておきましょう。

ご祝儀を贈るときに守りたい3つのポイント

1)ボールペンや万年筆は使わない!

ご祝儀袋の表書きは、濃墨の毛筆(筆ペンでもOK)で書くのが基本です。ボールペンや万年筆はマナー違反。サインペンは△。

2)ご祝儀には新札(ピン札/新券)を準備

新札はいつも手元にあるものではないので「この日を心待ちに、前もって用意しておきましたよ」という相手への心遣いを込めて、早めに準備しておきましょう。

銀行での新札両替や、新札を準備するいろいろな方法は下記の記事で紹介しています。

新札両替はどの銀行がいい?銀行の両替手数料や無料枚数を比較した記事はこちら

新札(ピン札/新券)を入手する7つの方法の記事はこちら

3)包んだ金額は漢数字の旧字体縦書きで

5千円の場合は「金伍阡圓」「金伍千円」
1万円の場合は「金壱萬圓」「金壱万円」

旧字体を使うのが正式ですが、最近では普通の漢数字でも問題ないとされています。

「旧字体」の書き方
 
 
 
 
 
慶事のお祝い金には奇数の数字を包むのが基本。4(死)や9(苦)という数は避けましょう。八万円は末広がりで良いとされています。

ご祝儀のための記事

ご祝儀袋を現金書留で送る方法など、以下の記事でどうぞ。

まとめ

一般的な慶事でご祝儀を贈るときの「のし袋の表書き」と「水引」の意味についてまとめました。

水引に想いを込める繊細な心遣いは、海外の方にも賞讃される日本の美しい風習です。正しい作法でお祝いの気持ちを伝えたいですね。

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