新年を迎えた喜びは年を重ねる度にありがたく、大切に思えてきます。毎年交わす新年の挨拶「あけましておめでとうございます」はいつまで使えるのでしょうか。
ご近所の方の場合と、仕事場で毎日顔を合わせている方の場合。また仕事先で1月半ばに初めて会う方との場合で、挨拶の言葉に何か違いがあるのか調べてみました。
あけましておめでとうはいつまで言っていいの?
新年の挨拶を交わすのは「松の内(まつのうち)」が明けるまでが基本です。松の内とは、正月の松飾りをしておく期間で、関東では1月7日、関西では1月15日までとされています。※松の内には地域差があります。
御用始めと同じく、企業もおおむね1月4日が仕事始め。松の内でしたら「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をするのが基本。
松の内が明けてからは新年の挨拶はいりません。ただし年が明けてから、初めて1月にお会いする方には「新年のご挨拶が遅れて申し訳ありませんでした」と前置きした上で「本年も宜しくお願いいたします」と挨拶すると、より丁寧な印象をもたれるでしょう。
仕事で新年の挨拶|ビジネスメールはどうする?
仕事のメールは友だちや家族の場合とは異なります。失礼のないように気を配り、言葉遣いにも注意が必要です。新年の挨拶をし、昨年度の感謝の言葉を加えましょう。
謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
〜本題〜
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ビジネスメールにおいても新年のご挨拶は松の内(1月7日)までにしましょう。松の内を明けてからのご挨拶は「寒中見舞い」となります。

仕事の年始回りはいつまで?
年始回りは通常1月7日までにするのが基本ですが、休暇を取っている相手もありますので、仕事の年始回りは1月15日(小正月/こしょうがつ)までには済ませるのが良いとされています。
アメリカでは新年の挨拶はいつまで言っていい?
アメリカでは“Happy New Year”(HNY)という挨拶は、クリスマスを過ぎてから年明け1月1日まで使われます。日本のような正月休みはなく、年末はクリスマス休暇がメイン。1月2日からは通常の勤務に戻るのが一般的だそうです。
まとめ
新年を迎えたら、仕事も生活も新たな気持ちで始めたいですね。新年の挨拶がきちんとできるひとつ上の大人を目指しましょう。