ぬか床の準備ができたのでさっそく漬けてみました。まずは定番のきゅうりとかぶ。身近な野菜を数時間漬けるだけで美味しいぬか漬けのできあがり。皮や葉っぱの栄養も丸ごといただきます!
本物の美味しいぬか漬けの味を自宅でカンタンに。ぜひ参考にしてみてくださいね。
きゅうりとかぶのぬか漬けの作り方
ぬか床を準備したら、漬けやすい野菜から始めてみましょう。きゅうりとかぶは漬け物の定番、スーパーなどで一年中みかけますね。
ぬか漬けにする野菜は基本的になんでもいいですが、旬の野菜がオススメ。きゅうりなら夏、かぶは春と秋が旬で甘みが強く栄養価も高くなります。季節の味を楽しみましょう。
今回使った初心者でも簡単!おばあちゃんの味「熟成ぬか床」はこちらで紹介しています↓
きゅうりの下処理の仕方
きゅうりは洗って水気を拭き取り、ヘタをカット。今回は早く漬かるようにピーラーで3ヵ所むきましたがそのままでも◎。
きゅうりのヘタには苦味(アク)があります。苦味がぬか床に移らないように、端を1〜2センチほど切ってアク抜きしてから漬けましょう。
きゅうりのアク抜きのやり方はこちらの記事で紹介しています。きゅうりとみょうがと大葉の浅漬けレシピ↓
かぶの下処理の仕方
かぶは皮を薄くむいてから半分に切ります。茎を少し残して使う場合は、茎の間の土をよく落としてくださいね。水だけで汚れが落ちないときは竹串を使うと便利ですよ。
かぶは皮付きのままでももちろんOK。その場合は漬け時間を長めに。また、半分に切らずに根に十字の切り込みを入れて漬かりやすくする方法も。何度か試しながら好きなやり方を探るのも楽しいですね。
野菜をぬか床に漬け込むだけでOK!
ぬか床にきゅうりとかぶを入れます。重ならないように埋め込むのがポイント。最初なのでぬか床が固め。料理というより粘土で工作している気分です(笑)。
野菜が全部隠れるようにぬかをかぶせたら、平らにならします。
タッパにフタをしたら冷蔵庫で保存します。あとは時間が美味しくしてくれるのを待ちましょう。
きゅうりやかぶを漬ける時間はどれくらい?
野菜の種類や大きさで漬ける時間は変わってきます。冷蔵庫でぬか漬けを作るときの漬け込み時間は、きゅうりとかぶなら半日〜1日くらいが目安です。
今回は朝に仕込んで、夕飯用に8時間ほど置いて様子をみました。1回目だったのと、かぶの皮をむいたので短めに設定しました。
何度か漬けて、ぬか床がまろやかに味が落ち着いてきたら半日〜1日くらいでいいようです。常温で漬ける場合は季節によって時間の調整が必要ですが、冷蔵庫なら温度が一定なので管理しやすいですね。
ぬか床は毎日かき混ぜなくてもいいの?
ぬか床って手入れが面倒なイメージありませんか。毎日かき混ぜないと傷んだりカビが生えたりしないのでしょうか。
そもそもかき混ぜるのは、発酵の進みすぎを防ぐため。
今回使用した「樽の味」熟成ぬか床は冷蔵庫で保存すれば毎日かき混ぜる必要はありません。4〜5日に1度、底から全体をかき混ぜて新鮮な空気を取り込んであげましょう。
この手軽さなら続けられそうですね。
初めてのぬか漬けの味は?
ぬか床から取り出すときは、野菜に付いているぬかをていねいに落としてから水で洗いましょう。食べやすい大きさに切っていただきます。
かぶは白く、きゅうりも鮮やな緑色に。見た目はいい感じです。
1回目なので塩分が尖った印象ですが、熟成発酵による絶妙なうま味が感じられて美味しかったです。初回にしては上出来…かな。
くきを途中で取り忘れたので漬かりすぎました(反省)。濃いめなのでお茶漬け用にどうでしょう。
最初ということで漬け込み時間を8時間にしましたが、塩味と酸味が強くて十分濃い味に。ちょっとしょっぱくて、6時間でも十分だったかも…という感想です。
ぬか床は何回か漬けているうちに野菜のエキスを吸って、深くまろやかな味になっていくそうです。好きな野菜をいろいろ試しながら、ぬか床を育てていく過程も楽しいですね。
まとめ
基本のぬか漬け「きゅうりとかぶ」の漬け方は、下処理した野菜をぬか床に隠れるように入れて平らにならす。フタをして冷蔵庫保存。半日〜1日で食べごろに漬かります。
最初の1、2回は漬け込み時間を短めにしましょう。熟成発酵のぬか漬けだから、好きな野菜を漬け込むだけ。うま味がギュッと詰まった美味しいぬか漬けがカンタンにできました。
いろいろな野菜と相性がいいので、旬な野菜をぬか漬けにすれば毎日、一年中楽しめます。ぜひお試しくださいね。