還暦祝いに「赤いちゃんちゃんこ」を着るのはなぜでしょうか。そもそも赤じゃないとダメなのでしょうか。
おしゃれにも気を配りたい女性には赤い小物やパジャマなども人気のようですね。赤色のプレゼントの意味について調べてみました。
還暦祝いに赤いものを贈る意味は?
還暦祝いに赤いものを贈るのは、赤い色に厄除けや魔除けの力があると考えられているからです。
また、還暦には生まれ直しという意味があり、暦が一巡し赤ちゃんに戻る(還る)ことから、赤いものを身につける風習が伝わったといわれています。
還暦祝いに赤いちゃんちゃんこはなぜ?
「ちゃんちゃんこ」とは子ども用の袖なし羽織のこと。医学が発達しておらず新生児の死亡率の高かった昔は、赤ちゃんに赤い産着やちゃんちゃんこを着せて、無事に育つよう祈る習慣があったそうです。
還暦を新しいスタートとし、いつまでも元気で長生きしてくださいという願いを込めて、赤いちゃんちゃんこを羽織る風習が続いているんですね。
厄除けには赤いパンツがいい?
おばあちゃんの原宿「巣鴨」では赤いパンツがよく売れていて、専門店まであるほどの人気です。赤は幸運を招く色とされ、健康運・運気アップも期待できるのだとか…。
厄除けとともに、赤のパワーでますます元気にという願いが込められているのでしょう。
還暦祝いのプレゼントは赤一色じゃないとダメ?
「赤」を主張し過ぎるものは、いかにも還暦という印象で抵抗があるという方はけっこう多いです。選ぶときはさりげなく赤を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
平均寿命が80歳を超えた今、60歳はまだまだお若くて元気。とはいっても、環境や体調が変わってくる時期です。還暦には赤いものを身につけて注意を払うようにという昔の人の知恵なのかもしれませんね。
赤い色の持つ意味は魔除けの他にもある?
赤には魔除けの意味の他にも様々な効果などがあります。太陽や炎などエネルギーを象徴する赤は、他のどの色よりも視界に飛び込んできます。
神社の鳥居が赤いのはなぜ?
調べてみると、神社の鳥居はすべて赤いわけではありませんが、赤のイメージですよね。赤には目を引き関心を集めるという心理効果もあるそう。赤の印象が強いのはそのためでしょうか。
神社の鳥居が赤(朱色)なのはなぜ?色の意味について調べた記事はこちらで紹介しています↓
伏見稲荷大社のサイトによると、鳥居の赤(朱色)は魔除けの他にも神様のお力の豊穣を表す色と説明されています。また朱は昔から木材の防腐剤として使われてきました。実用的な働きもあったんですね。
スポーツで使われている赤の意味は?
赤はエネルギーを感じるアクティブな色です。気分を高揚させて、元気を与えてくれる働きも。
アドレナリンが出て闘争心を駆り立ててくれる色で、スポーツのユニフォームにも多く採用されています。戦いといえば、戦隊ヒーローシリーズのリーダーの色は決まって赤。強くて子ども達の一番人気ですね。
赤の効果は他にもまだある?
明るい色の洋服を着たら気分まで軽くなった経験ありませんか。赤には自律神経に働きかけて、気分が沈んでいるときに活力を与えてくれたり、前向きな気持ちにさせる心理効果もあるそうです。
パワフルで鮮やかな赤は勝負カラーとして、自己アピールするときに着るという人も多いですね。
まとめ
還暦祝いに赤いものを贈るのは、赤に厄除けや魔除けの力があると考えられているからです。還暦には生まれ直しという意味があり、暦が一巡し赤ちゃんに戻る(還る)ことから赤を身につける風習が伝わったといわれています。
赤いパンツが人気なのは気の巡りを良くし、心身共に元気にしてくれるからでした。
赤は魔除けのほかにも、縁起が良いとか運気が上がる色とされているようです。ふだん赤いものを持たない方への贈り物も、ファッション小物や肌着なら抵抗が少なく喜んでもらえるのではないでしょうか。
母に喜ばれる還暦祝いのプレゼントについてはこちらで紹介しています↓