そのままでもトーストしても美味しい食パンですが、ついうっかり期限が過ぎてしまい、捨ててしまった…そんな経験ありませんか。食パンの保存は常温でいい?冷蔵それとも冷凍?
乾燥してパサついたり、カビやすい食パンを無駄にすることなく、長持ちさせるための正しい保存方法をご紹介します。
食パンの保存は冷蔵庫?冷凍庫?
冷蔵庫は食パンの保存にむきません。
パンの味の低下は0℃~4℃で最も早く進むといわれています。パンに含まれるデンプンが劣化しやすくなるので冷蔵はNG。
冷蔵するとパンの水分が抜けて固くなったり、食感がパサパサの状態になってしまいます。
食パンは常温保存が基本です。直射日光、高温多湿を避け涼しい場所で保存しましょう。
余ってしまった食パンは冷凍保存で長持ち?
保存用や食べきれないときは、新鮮なうちに冷凍保存しましょう。1枚ずつラップに包み、ジップロックに入れ空気を抜いて冷凍庫へ。
1斤の場合はお好みの厚さにカットしてから冷凍を。食べるときに必要な分だけ焼くことができますね。
買ってきた袋のままではなく、面倒でも小分けにするのがポイント!
食べるときはどうする?
冷凍したパンは凍ったまま焼くのがオススメ。解凍すると水分が逃げてしまうので、そのまま焼くと美味しく仕上がります。オーブントースターは事前に温めておきましょう。
パンの表面に軽く霧吹きなどで水を拭きかけると、よりフワッとした食感が楽しめますよ。
そもそも食パンの「消費期限」は何日くらい?
まずは、知っておきたい食パンの消費期限。スーパーやコンビニで買う食パンと、パン屋さんの焼きたてパンの消費期限の長さを調べてみました。
スーパーやコンビニの食パンの消費期限は?
一般的に常温保存で4〜5日のようです。山崎製パンでは保存状態が変わることを考慮し、夏季と冬期とで消費期限の長さを変えています。
【消費期限】
●夏季5月〜10月…製造日を含め最大5日間
●冬期11月〜4月…製造日を含め最大6日間
消費期限はメーカーによっても多少の違いがあります。また、スーパーやコンビニで購入する際は、入荷までの日数によって1〜2日短い場合も多いようです。
実際に売り場を見ると、同じ商品でも期限がまちまちだったりしますよね。購入するときはしっかりチェックして、できるだけ消費期限の長いものを選びましょう。
パン屋さんの手作り食パンの消費期限は?
パン屋さんで買う焼きたての食パンや自家製のパンは、さらに日持ちしません。製造日から3日以内に食べきるのがいいでしょう。食べきれないときは冷蔵庫ではなく冷凍保存を。
最近話題の、しっとりもちもち食感の“乃が美(のがみ)の「生」食パン”。ふわふわの柔らかさが人気ですね。こちらも保存は冷凍保存で。
参考:乃が美ホームページ
ジメジメした季節は食パンのカビに注意?
食パンは水分を多く含むのでカビが発生しやすい食品。梅雨時や夏季、気温や湿度の高い環境では期限内であっても特に注意しましょう。
見えるところだけ取り除いても菌は中まで入り込んでいます。特に食パンのスライス面は耳に比べて水分が多く、カビが生えやすくなっています。
焼くなどの加熱処理をしてもカビの毒素が残っている可能性が!見つけたらきっぱりあきらめて捨てましょう。
まとめ
期限内に食べきれず余りがちな食パン。冷凍保存できればムダもなく、緊急時にも助かりますね。正しい冷凍方法で最後まで美味しくいただきたいですね。
期限が迫ったり固くなってしまったときは、アレンジレシピもオススメ!簡単レシピ記事はこちらでご紹介しています。