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神社の鳥居が赤(朱色)いのはなぜ?色に意味はあるの?

初詣や観光など神社にお参りに行く機会は度々あります。神社で真っ先に目に入ってくる鳥居。鳥居はなぜ赤なのでしょうか。理由について調べてみました。

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神社の鳥居が赤い理由は?

鳥居が赤(朱色)なのは、古来から朱色が生命の躍動を表し災厄を防ぐ色とされ、神殿などに多く使われたことが影響しているそうです。

美しい朱色の「千本鳥居」で有名な伏見稲荷大社のサイトで調べてみました。

鳥居の赤(朱色)は、魔力に対抗する色とされていて、古代の宮殿などに多く用いられています。当社では稲荷台明神様のお力の豊穣を表す色と説明されています。また朱は昔から木材の防腐剤として使われてきました。
参考:伏見稲荷大社のWEBサイト
神社の鳥居が赤いのは
  • 災厄や魔力を防ぐ色とされているから
  • 神様のお力の豊穣を表しているから
  • 防腐剤として使われているから
ということがわかりました。魔除けの他にも生命力や活力など強い印象の赤色。赤色の原料となる丹(水銀)は、防腐剤という実用的な働きも担っていたんですね。
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神社の鳥居は赤だけじゃない?

赤の印象が強い鳥居。実は神社の鳥居はすべて赤いわけではありません。

木造の明神鳥居としては日本最大を誇る明治神宮の第一鳥居。樹齢1500年の台湾ヒノキから作られました。2022年に立て替えを終えた新鳥居は国産の杉を使用。鳥居と豊かな森の緑は外国人にも人気の観光スポットとなっています。

日本各地に様々な神社仏閣がありますが、鳥居の色もいろいろあることがわかりました。

白色】本来の鳥居の色は白木を使った白色で、白は神聖な色とされていたそうです。石やコンクリートで作られた白っぽい鳥居も目にしますね。

黒色】珍しい黒色もありました。「黒木鳥居(くろきとりい)」は京都市野宮神社にあり、皮付きの丸木で作った鳥居で、鳥居の最も古い形だそうです。

鳥居にはたくさんの種類があり、材質も構造もさまざま。六十種類以上の形態があるそうです。鳥居のイメージが赤なのは、目を引き関心を集めるという心理効果もあったのですね。

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そもそも鳥居とは何?

神社と言えば「鳥居」。地図記号にもなっているくらい神社を象徴する建造物ですね。

鳥居とは神社の参道入り口に立てて、神域を示す一種の門です。神域と人間が住む俗世界との境界(結界)を表しています。赤に塗ることで災厄や魔力の侵入を防いでいたんですね。

また、山や海など自然そのものをご神体としてお祀りし、鳥居だけが建てられている場所もあり、神域への入り口を示しています。

赤い色の持つ意味は他にもある?

赤には魔除けの他にも色々な意味があります。赤は目に飛び込んで印象に強く残る色。

信号機や標識が赤なのは、最も目を引く色だから。チラシなどでよく見るSALEの文字も赤。赤は購買意欲を高める色ともいわれています。

赤はエネルギーを感じるアクティブな色。自律神経に働きかけ、気分が沈んでいるときに前向きな気持ちにさせたり、気分を高揚させ元気にしてくれる働きもあるそうです。

神社はよくパワースポットなどといわれますが、赤い色も関係しているのかもしれませんね。

まとめ

神社の鳥居のイメージが赤色なのは実際に数が多いのに加えて、目を引き関心を集めるという心理効果の影響もあったのですね。

鳥居は神様の領域と俗世界との境界線で、結界。信心深くなくても、神社の鳥居をくぐると厳かな雰囲気を感じ、神聖な気持ちになります。初詣など混雑していてもきちんと鳥居をくぐり参拝しようと思いました。

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