使わなくなったSuicaカードや余分に買ってたSuicaカードは手元にありませんか?チャージした金額が残っていたり、預り金(デポジット)500円分を戻してもらっていないのではないでしょうか。そんな使わなくなったSuicaカードを断捨離したいときに「残高」を使い切る方法があります。
Suicaカードの払い戻しには手数料がかかる?
わが家には、残高が少ないまま使わなくなったSuicaカードや、親戚が東京に来たときに移動のために準備したSuicaカードが複数ありました。最後の利用日から10年間一度も使わないと使用できなくなるそうです。
【答え】Suicaカード払い戻しには220円の手数料がかかります!
使わなくなったSuicaカードの残額は、JR東日本の「みどりの窓口」で払い戻しできます。カードに残った金額から払戻手数料220円を引いた金額にデポジット500円を足した金額が戻ってきます。残額が手数料220円に満たない場合は、デポジット500円のみが払い戻されます。つまり残高が220円未満なら手数料として相殺されることになります。
入金(チャージ)残額の払いもどし例
〜引用:JR東日本Suicaより
払いもどし額=カード内の残額-手数料(220円)と預り金(デポジット)
残額が1,000円のとき払いもどし額780円と、預り金500円の計1,280円返金します。
残額が100円のとき払いもどし額はありません。預り金500円のみ返金します。
残額が0円のとき払いもどし額はありません。預り金500円のみ返金します。
Suicaといっても何種類かあります。「Suica定期券」および「My Suica(記名式)」の払い戻しには、記名本人の免許証など公的証明書が必要となったり、代理人の場合は、記名本人の証明書と委任状と代理人本人の公的証明書が必要。なんとも手続きが面倒ですね。
Suicaカードの残高をゼロ(0円)にする方法
Suica払い戻し時に手数料を一切払わない裏技は、カード返却前に残高をゼロにしておく方法です。
買い物で0円になるまでSuicaカードで支払う
交通系カードが使えるコンビニやスーパーで買い物した際に、ゼロ円(0円)になるまでSuicaカードで支払います。「残高不足です」となりますので「不足分は現金併用で!」と伝えましょう。これでSuicaカードにチャージされていた金額はすべて使い切れます。ただし預り金(デポジット)500円分は残っていますので、最寄りの「みどりの窓口」でカード返却してデポジット500円を返金してもらいましょう。
【ここがおトク】払い戻しの際に手数料220円が取られずに済む!
コンビニのレジでSuicaが残高不足になったときの対処方法は以下の記事も参照ください↓
Apple PayのSuicaに移行ならデポジット分も!
iPhoneやAppleWatchで使える「Appple PayのSuica」は、持っているSuicaカードの取り込みや移行がカンタンにできます。
iPhoneのWallet Appを使って、SuicaカードをApple Payに追加できます。(Suicaアプリも必要)この場合、Suicaカードの預り金(デポジット)500円はApple PayのSuica残高に追加され、プラスチックカードは使えなくなります。しかもカードの返却は不要です。
【ここがオススメ】Apple PayのSuica移行なら窓口に行く必要がない!
Google PayのSuicaにはカードを移行できない!
Androidスマホでの「Google PayのSuica」は、持っているSuicaカードからの移行や取り込みはできません。つまり移行では残高ゼロにできないんですね。
スマホ内で、Google PayアプリとモバイルSuicaアプリの両方が利用できるので、チャージや利用履歴の確認は両方のアプリで可能。Suica定期券等のチケット購入などGoogle Payアプリ非対応の機能はモバイルSuicaアプリからしか使えません。JRE POINTからのチャージはモバイルSuicaでは受け取れますが、Google Payでは受け取れません。
【ここが残念】手持ちのSuicaカードをGoogle PayのSuicaに移行できない!
Suica定期券の残高はAndroid端末に移行可能
Android端末やフィーチャーフォンの場合、Suicaカード(定期券)の電子マネーをモバイルSuicaに移行できます。預り金(デポジット)の500円は移行後に当該Suicaカードと引き替えにJR東日本のSuicaエリア内の駅(みどりの窓口)で返金されます。
※モバイルSuicaに移行できるSuicaカードは、大人用の有効なSuica定期券のみ。
【ここがちょっと手間】最終的に「みどりの窓口」へ行かなくてはダメ!
モバイルSuicaについて
モバイルSuicaの利用には年会費1,050円(税込)がかかります。ただし、2020年2月26日以降の会員登録や継続登録から年会費無料に変更されます。クレジットカードがなくても店頭でのチャージで使える「EASYモバイルSuica」もあります。
まとめ
今回の『使わなくなったSuicaカードの残高を使い切ってゼロにできる?』の記事はいかがでしたか。Suicaカードの残高をゼロにするには、「現金併用で使い切る」か「Apple PayのSuicaにデポジット分ごと移行する」がオススメです。
Suica公式サイトやモバイルSuicaサイトからJRE POINTなどのサイトはわかりづらく、知りたい情報が見つけられないことが多いので、なるべくカンタンに整理してみました。技術や端末の進化で、これからどんどんサービスも変化してゆくのでしょう。