PR

読まなかった本が教えてくれたこと「僕の生きる道」一冊の本があります

一冊の本

忘れられない言葉があります。ドラマ『僕の生きる道』の買ったけど「読まなかった本」の話です。

もう20年も前のドラマなのに深く心に刻み込まれ、迷ったときに背中をそっと押してくれます。

PR

僕の生きる道「読まなかった本」

教室

部屋でみつけた1冊の本。買ったけれど読まなかった本が教えてくれたこととは…。

ここからはネタばれ含みます内容を知りたくない人はご注意くださいね。

スキルス性胃がんで余命1年と宣告された高校教師(中村先生)が、生徒に語りかけた言葉です。

ここに一冊の本があります。

この本の持ち主はこの本を読みたいと思ったので買いました。

しかし、今度読もう今度読もうと思いつつ、すでに一年が経ちました。

この本の持ち主はこの本を読む時間がなかったのでしょうか?

たぶん違います。

読もうとしなかった。それだけです。

そのことに気づかいない限り、5年経っても、10年経っても

持ち主はこの本を読むことはないでしょう。

僕の生きる道」より

淡々と語られるひと言ひと言が、乾いた心にジワジワと染みていったのを覚えています。

やれなかったのではなく、やらなかった

「時間がなくてできなかった」と言い訳ばかりしていたこと。いつかやろうと後回しにしている自分の胸に刺さりました。

受験まであと1年です。みなさんの中にはあと1年しかないと思っている人もいるかもしれません。でもあと1年しかないと思って何もしない人は5年経っても10年経っても何もしないと思います。

だから1年しかないと言っていないでやってみましょう。この1年やれるだけのことやってみましょう。

僕の生きる道」より

と、続きます。

余命1年と宣告されて自暴自棄になった彼が、前を向けるようになるまでの心の変化や「生きていくことの意味」を問いかける名作です。

PR

「読まなかった本」が教えてくれたこと

先生の言葉は進路に悩む受験生の胸に響いたのはもちろんですが、毎日を何となく過ごしていた私の心にも刻まれました。

普通の日常はずうっと続くものではないこと。何気ない日々はそれだけで有り難いこと。将来を考えることも大切だけど、その時その時をしっかり生きてほしいという熱いメッセージ。

読まなかった本は「今を生きる」大切さを教えてくれました。

2005年、スタンフォード大学の卒業式で「もし今日が人生最後の日なら、自分は何をするだろうか」と、毎朝、鏡に映る自分に問いかけると語ったのはスティーブ・ジョブスでした。このスピーチを聞いたとき、読まなかった本を思い出したのです。

時間は限られています。先延ばしにして後悔することの多い私は、今日できることは今日やろう。まずは「時間がなかった」と言い訳するのはやめようと思いました。

PR

『僕の生きる道』とは

『僕の生きる道』は2003年1月〜3月にフジテレビ系列で放送された、草薙剛くん主演のドラマ。僕シリーズ3部作の1作目です。

主題歌はSMAP「世界に一つだけの花」。この曲はダブルミリオン突破。後に小学校の道徳の教科書に掲載されるほどの、国民的な大ヒット曲となりました。

主人公の高校教師は草薙剛。彼を見守る主治医に小日向文世。生徒に綾瀬はるか、市川隼人、と今も大活躍されている豪華な面々が並びます。今見たらまた違う印象を持つかもしれませんね。

まとめ

ドラマ『僕の生きる道』で読まなかった本が教えてくれたことは、「今を生きる」大切さ。将来を考えることも大事だけれど、その時その時をしっかり生きることも大切だと教えてくれています。

本を読んで学ぶことはよくありますが、「読まなかった本」がこんなにも雄弁であったことに感銘を受けました。当時、特に何かに迷っていたわけではありませんが胸に刺さり、20年経った今も忘れられない言葉です。

「1年って28年より長いですよね」と尋ねた中村先生に「そうだよ」と答える医師の優しさ。自分が変わることで、見える世界も変えられることを教えてくれました。

ドラマ『ミステリと言う勿れ』も大好きな作品です。大丈夫と聞いてはいけない?言い換えの言葉はこちらで紹介しています↓

テキストのコピーはできません。