バナナは常温保存するものと思っていませんか。冷蔵庫に入れたらどうなる?何日持つ?
すぐに黒くなってしまうバナナを美味しいまま長期保存するなら冷蔵庫へ。冷凍や常温保存のコツもご紹介します。
バナナの基本の保存方法
バナナの保存温度は14〜20℃が理想。袋から出したら直射日光を避け、風通しの良い場所で常温保存しましょう。
バナナから発生するエチレンはバナナを熟成させますが、同時に痛みの原因にもなります。長持ちさせたいときは1本ずつ切り離して保存するのがポイント!
また冷蔵庫に入れるとさらに長期保存できます。実際に試してみたのでやり方をご紹介しますね。
1. バナナは冷蔵保存で長持ち
ビニール袋に包んでから冷蔵庫の野菜室で保存!
用意するのはポリ袋(ラップでも可)だけ。スーパーに置いてあるようなもの。
①バナナを包装用の袋から出す。
②バナナを1本ずつはずす。
バナナ同士のエチレンガスによって追熟するのを防ぎます。
③ビニール袋に1本ずつ入れてクルクル巻く。
冷蔵庫の冷気が直接あたらないようにするためと低温障害で皮が黒くなるのを防ぐため。
④冷蔵庫の野菜室へ。
野菜室は5〜10℃なので追熟のスピードを遅らせることができます。
バナナで有名な『Dole』のホームページでは新聞紙に包んでからビニール袋に入れていましたが、ポリ袋だけでも効果はあるのかやってみました。
〈冷蔵保存〉7日後のバナナ
皮は黒っぽくなっていて見た目はちょっと…ですが。中身はどうでしょうか。
中身は黄色のままです。味も甘くて美味しい。なにより冷え冷え〜です。
〈冷蔵保存〉10日後のバナナ
皮が柔らかくなりだいぶ黒ずんできました。実も外側は柔らかいですが中はキレイな黄色のまま。甘味も増して味は◎。
野菜室で何度か移動させて触ってしまったので皮の傷みが早かったかも…。ネットでは2週間は持つという意見も多くみられました。
見た目を気にしなければこのひと手間で10日は持つことがわかりました。バナナが早く傷みがちな暑い時期にやってみてはいかがでしょう。
2. 常温保存にはバナナスタンドがおすすめ
吊り下げて保存すると房がつぶれず長持ち!
食べようとしたときに一部分が黒くなっていたという経験はありませんか。
テーブルなどに置くと重みがかかった下部分が傷みやすくなります。吊り下げることで負担が減り風通しもよくなるんですね。
バナナスタンドは100円ショップでも買えます。ひとつあると便利ですよ。
フックにひっかけて涼しい場所に置くだけ。
スタンドがない場合はS字フックなどで掛けておくのも◎。テーブルなどに置くときは谷型より接触面の少ない山型に伏せておく方が傷みが少ないそうです。
ただ、実際にやってみたら本数が少ないと安定が悪く山型に置けなかった…逆(谷型)か横置きになってしまうんですよね。本数の多いときは山型、少ないときはやはりスタンドが便利でおすすめです。
3. 冷凍すればさらに長持ち!
好みの状態に熟したらカットして冷凍保存を!
食べきれなかったときの救済方法といえばコレ!適当な大きさにカットし保存袋に入れて冷凍庫へ。皮をむいて1本のままラップでもOK。
バナナと牛乳だけでできる濃厚バナナジュースはヘルシーで自然な甘さが人気。冷凍バナナを使えばバナナシェイクが簡単にできちゃいます。
バナナジュースの簡単レシピはこちらで紹介しています↓
バナナの食べごろは
バナナは追熟する果物。緑の部分がなくなり全体が黄色になったら食べごろです。
バナナの皮に黒い点々(シュガースポット)が出てきたら甘さが最高になったサイン。なんと抗酸化作用や免疫力アップ効果も!
もちろんそのままでも美味しいですが、黒くなって糖度が増したらバナナケーキもおすすめ。私はわざわざ黒くなるまで待ってから作ります(笑)
『きのう何食べた?』シロさんのバナナケーキのレシピはこちらで紹介しています↓
まとめ
バナナを長持ちさせるには常温よりも冷蔵。1本ずつビニール袋に包んで冷蔵庫の野菜室で保存したら10日経っても美味しくいただけました。
忙しい朝や小腹が空いたとき、おやつなど手軽さと栄養価で人気のバナナ。いつもよりちょっと長持ちさせたいときはぜひお試しくださいね。