病気やケガで入院された方へは「お大事に」の気持ちを込めて励ましの言葉を伝えましょう。少しでも元気を与えられるような言葉かけができたらいいですね。
お見舞いの言葉は自分の立場や状況、病状によっても変わってきます。文例をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
お見舞いにかける言葉は?
お見舞いのときにかける言葉は、お相手が同僚や友人など親しい場合は「お大事に」。目上の方の場合は「どうぞお大事になさってください」が一般的です。
もうひと言添えたいけど言葉が出てこない、何を話せばいいか迷ってしまうことってありますよね。失礼のないよう、お相手の気持ちに寄り添った言葉で元気づけられたらいいですね。
言葉かけは前向きな言葉でわかりやすく簡潔に。あなたらしく気持ちを伝えましょう。
また、快復に向かっているケースばかりではありません。長引いたり深刻な場合など、ナーバスになっている場合も考えられます。言葉選びには十分に配慮したいものですね。
お見舞いで「がんばって」はダメ?
励ますつもりでつい使ってしまいがちな言葉「がんばって」。不安でストレスを感じているときや、十分がんばっている人にプレッシャーを与えてしまうこともあるので注意しましょう。
長引くケースや先の見通しがまだ立っていない場合などは「がんばってね」「早く良くなってね」は避けた方が賢明です。
「お大事に。ゆっくり休んでね」などお相手をいたわる言葉に変えてみてはいかがでしょう。
また、病名や病状について詳しく聞くのはNG。過去の病気と比べたりするのもやめましょう。
お見舞いで使ってはいけない言葉は?
「忌み言葉」といって不幸の繰り返しを連想させる言葉には注意を払いたいもの。「重ねがさね、度々、ますます」などは避けるのがマナーです。
また、「弱る、枯れる、消える、終わる」など縁起の悪い言葉もタブー。相手の立場に立って優しい言葉で接したいですね。
『ご自愛ください』も聞いたことありませんか。これは口語では使わず手紙やメールで使う言葉。「自分のお体を大切に」と言う意味ですが、すでに入院やケガをしている人には使いません。
お見舞いの言葉かけ|目上の方の場合は?
お見舞いには品物か現金のどちらかを持参するのが一般的です。お相手の状況や好みがわからない場合が多いので、お見舞い金を渡す人が多いようです。
〈お見舞い金を渡すときに添える言葉〉
目上の方に現金を包むのは避ける傾向がありますので「何が良いか分かりませんでしたので、お見舞い品の代わりに」の言葉を添えてお見舞い金を渡してみてはいかがでしょう。
プラス思いやりの言葉であなたらしく気遣いを。
- 多忙な毎日でしたので、この機会にゆっくりと静養されてください
- こちらのことは気になさらず、ゆっくりと養生なさってください
- まずは治療に専念されてしっかりとお休みください
お見舞いの言葉かけ|同僚や友人の場合は?
〈お見舞い金を渡すときに添える言葉〉
「気持ちばかりですが、何かのお役に立ててくださいね」に励ましの言葉を添えて。ネガティブな言葉は避けましょう。
- 仕事のことは心配しなくていいからゆっくり休んでね
- 退院したら一緒に食事行こうね
- みんなずっと待っているよ
- 無理をしないでゆっくり静養してね
「早く…」は、今病気と闘っている方を焦らせてしまう場合もあります。思いやりの気持ちを大切にしましょう。
まとめ
お見舞いの言葉かけ「お大事に」以外の文例・メッセージをご紹介しました。
気持ちが前向きになれるように明るい言葉でわかりやすく簡潔に伝えたいですね。お相手に負担をかけてしまうことのないよう、気持ちに寄り添った言葉かけを心がけましょう。