
本記事は郵便料金が改定された2024年10月1日をまたいで利用した場合に、料金の差額が必要かどうかを実際の2024/9/30〜10/1を例に解説しています。この際は郵便料金に加え、書留などの郵便オプション料金等も変更になりました。
そこで疑問なのが、料金改定の前日にポストに入れた郵便物の料金のこと。集荷が改定日になると値上げ分の郵便料金が不足になるのでしょうか?
料金改定の前夜に投函した郵便料金はいくら?

郵便料金が改定される前日中に郵便ポストへ投函したとしても、すでに集荷が終了している時間だと次の日の集荷、10月1日の消印になりますよね。この場合、郵便料金の値上げ分が料金不足で戻ってくるのではないかと心配になりませんか。ご安心ください、確認したところ大丈夫です。
郵便料金改定日の最初の取り集めまでに郵便ポストに投函された郵便物については、旧料金で大丈夫ということです。
つまり郵便料金が改定される当日の朝でも、最初の集荷までにポストへ投函すれば「旧料金」で利用できることになります。
でも、早めに集荷された場合は料金不足で戻ってくるのでギリギリはやめましょう。
事業をされている方や会社では月末は請求書を郵送したりするタイミングでもありますが、ギリギリ過ぎないように気をつけましょう。
料金改定前に受け取った往復はがきの返信は?

郵便料金が改定される前までに受け取った往復はがきでも、料金改定日以降に返信部を差し出す場合は、新料金になります。不足料金分の切手を貼り足す必要があるので注意しましょう。
結婚式ご招待の出欠返信はがきも、差し出す日によって料金不足にならないように確認してから投函することをおすすめします。
古いはがきや切手は使える?新しいものと交換は?

値上げ前に購入していた古いはがきや切手を持っている場合は、不足額分の切手を貼ればそのまま使えます。もし、追加で切手を貼った見栄えが嫌な人は、有償で新しいはがきに交換することもできます。
84円切手1枚を110円切手1枚に交換する場合
9月2日〜9月30日まで:新料額との差額(26円(110円-84円))+所定の手数料(5円)=31円が必要。
10月1日以降:新料額との差額(26円(110円-84円))+所定の手数料(6円)=32円が必要。
料金受取人払のアンケートはがきは出していい?
アンケートはがきやキャンペーンの応募はがきなどで見かける「料金受取人払」。よくある「切手を貼らずに投函してください」という返信封筒も同じですね。
これも差し出した日の郵便料金が適用されるようです。とはいえ、宛先の企業が支払う郵便料金。私たちが負担するものではないので心配する必要はありません。
2024年10月1日からの郵便料金
新しい郵便料金は、一部変わらない料金もあります。また、手数料なども変更になっているものもありますのでご注意ください。
2024年10月1日に改訂された新・郵便料金一覧表|定形・定形外・はがき・速達料金の値上げはこちらで詳しく紹介しています↓
まとめ
この記事に先駆けて「郵便料金の値上げを一覧表でわかりやすく!」で取り上げた郵便料金の値上げ。今回は利用時に疑問に思うことに視点を向けて調べてみました。
値上げ当初は戸惑うこともありますが、きっとすぐ慣れてしまうのでしょうね。