お祝い金(ご祝儀)に奇数を包むのはなぜ?ダメな金額は?

お祝いのご祝儀や不祝儀を用意するとき、ほとんどの場合に奇数の金額を包んでいませんか。なにか理由があるのでしょうか。奇数を選ぶ理由について調べてみました。

お祝い金に奇数がいいとされるのはなぜ?

結婚式や入学式、お年玉や七五三などのご祝儀や葬儀などの不祝儀、現金を用意する機会は度々あります。包む金額の数字に決まりや理由はあるのでしょうか。

お祝いごとには奇数が使われる?

お祝いごとに奇数が使われるのは、中国の陰陽思想にもとづいているといわれています。

陰陽思想では、奇数は積極的な面を表現するおめでたい「陽」の数字、偶数は陽のあたらない消極的な面を持つ「陰」の数字とされています。

日本でも古来から、お祝いは陰の偶数よりも陽の奇数がよいとされて、お祝い金に1,3,5などの奇数の金額を包むのが一般的となりました。

おめでたい行事も奇数?


行事と奇数の関係をみてみましょう。一年間に五つある節句を「五節句」といいます。

【五節句(ごせっく)とは】
●1月7日
人日(じんじつ)の節句・七草の節句
●3月3日
上巳(じょうし)の節句・桃の節句
●5月5日
端午(たんご)の節句・菖蒲の節句
7月7日
七夕(しちせき)の節句・笹竹の節句
9月9日
重陽(ちょうよう)の節句・菊の節句

桃の節句(おひな祭り)や端午の節句(こどもの日)、七夕(たなばた)などは、季節の節目に神様に祈りを捧げる行事として定着していますね。

本来、奇数の重なる日は縁起のよい日になりますが、奇数(陽)が重なって偶数(陰)になるとの考えから、邪気を払うために行っていた行事が五節句の始まりだそうです。

他にも子どもの成長を願う七五三など、行事と数字が関係していたことがわかりますね。

お祝いの金額に決まりはあるの?

お祝い金は気持ちをしめすものなので金額に決まりはありませんが、ご祝儀や不祝儀に用意する金額も奇数にすることが多いようです。

お祝いの場合も3千円、5千円の次は1万円を包むのがいいでしょう。

日本古来の風習で、慶事のお祝いには奇数の金額を包むのが良いとされていますが、現代では、八万円も末広がりで良いとされています。

お祝いにダメな金額はある?

偶数を選ばないのはなぜ?

偶数は割り切れることから「割れる」「別れる」を連想させるので、お祝いごとにはあまり使われません。葬儀に用意する香典も、故人とのつながりが切れないように、陰の偶数を避けて奇数を包むのが一般的です。

「4」や「9」は「死」「苦」を連想させるので避けます。
ただ、2万円に関しては、いろいろな考え方があるようなのでご紹介しましょう。

ご祝儀で2万円もありですか?

2は「ペア」や「二重の慶び」を連想させることから、結婚式のご祝儀では万円を包んでも良いとされているそうです。

結婚式のご祝儀は3万円が相場といわれています。しかし、どうしても用意できない場合、学生や新社会人だったりと、経済的に余裕がないときもありますよね。その場合は2万円を包むこともありだそうです。

ただし、2万円を贈るときは1万円札と5千円札二枚を包んで、枚数を奇数にするという心遣いを覚えておきましょう。

ご祝儀や不祝儀にはマナーがあり、縁起などを気にされる方もいるかと思いますので、奇数を選ぶこだわりや想いは心にとめておきたいですね。

まとめ

ご祝儀に限らず、行事などにも奇数が多く使われていたことに新たな発見がありました。奇数を選ぶ理由に、日本人のこだわりや想いを感じますね。ご祝儀や不祝儀もマナーを守って、気持ちをこめて用意しましょう。

 

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