延期された2020東京オリンピック。3月12日にはギリシャ・オリンピアでの東京五輪・聖火の採火式も無事行われましたが、史上初の「無観客採火式」でした。
東京オリンピックは最悪「無観客」でも大丈夫?
大相撲・春場所の無観客試合風景は、まるで稽古を見ているような印象。さらに、世界的にスポーツイベントが感染防止のため無観客試合で行われています。
そんな中で、やはり話題となっているのが7月の「東京五輪」の開催。東京オリンピック、東京パラリンピックの開催が危ぶまれています。
オリンピック中止だけは絶対に避けて欲しいものですが、“無観客”での開催という話もチラホラ。開催しても「無観客」では…寂しいです。先日のギリシャでの聖火の採火式も関係者のみの参加で残念でした。
もし東京五輪が無観客になったら…。ならないことを祈りながらも、東京オリンピックスタジアムの映像を見るたびに、不謹慎ですが変なことに感動してしまいます。
こんな状況を見越していたのか、建築家の隈研吾さんがデザインした「新国立競技場」のスタンド客席ベンチのアイデアがすごいのです。
建築家・隈研吾さんのデザインは未来予知?
上の画像のように、新国立競技場のスタンドは約6万席ベンチが今まで見たことがない色とりどりのデザインになっています。観客席を離れて見ると、白、黄緑、深緑、濃茶、グレーの5色が入り交ざったモザイクタイルのような印象。
杜(もり)のスタジアムと題され木材で造られた新国立競技場ならではの発想で、森の木漏れ日をイメージし、「自然と調和するスタンド」を意図しているそうです。
これがスゴイんです。観客席に空席があっても目立たないデザイン。それどころか、無観客の状態でも全席満席で超満員御礼に見えてしまうスタジアムだったのです。
『スタンド〜!超満員〜♪』まさに目の錯覚か心理学かわかりませんが色彩マジック!
昨年の紅白歌合戦での米津玄師コラボで嵐が「カイト」を歌った映像も、サザンオールスターズ桑田佳祐さんの新曲「SMILE~晴れわたる空のように~」の特別映像でも、超満員のスタンドが映し出されていたようでした。
東京オリンピックは延期がベストチョイスか?
トランプ大統領の発言を受け、IOCバッハ会長も開催の最終決定はWHOの判断に委ねる発言に変わってきたようです。
オリンピアードにこだわって予定通り7月に無観客で東京五輪をするのも、東京オリンピック・パラリンピックを中止にして無かったことにされるのも絶対にイヤです。
世界で新型肺炎が終息しないなら、トランプ大統領の言うように「延期」がベストチョイスなのかもしれません。でも、どれを取っても選手にとっては厳しい決定でしょう。
まとめ
もし東京オリンピック・パラリンピックが「無観客」「中止」「延期」になったとしても、アスリートの方々は強い心で前を向き、ピンチをチャンスのチカラに変えてくれるでしょう。前を向いて前進できるアスリートを尊敬し応援しています。