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雛人形は誰が買う?女の子の初節句でトラブルにならないために

女の子が産まれて初めての雛祭り(ひなまつり)。健やかな成長と幸せを願う初節句に、雛人形を揃えましょう。

昔ながらの風習ですが、雛人形は誰が買うものなのでしょうか。よく耳にするのが、妻の実家が買うのか、夫の実家が買うのかでもめるトラブル。実際に準備する際に、嫌になった方もいるのではないでしょうか。

せっかくのお祝いだから嫌な思いをせずに、みんなで初節句を祝ってあげるためにも、どちらが雛人形を購入するのか答えを探してみました。

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雛人形を買うのは女親側の実家が一般的?

住んでいる地域や家の風習によって「誰が雛人形を買うのか」の答えは異なります。一般的な慣わしでは、女親側(母親)の実家(祖父母)から贈るのが多いようです。

その由来は、雛人形を嫁入り道具として嫁ぎ先に持参していた昔の風習からだそうです。でも、現代では、嫁入り道具を持参して嫁ぐケースは少ないですよね。
参考:江戸最古の老舗[吉徳大光]雛人形のマナー ほか

ベネッセのウィメンズパークみんなの口コミランキングのリサーチ結果では、雛人形は「妻の親」が購入したという方が約7割、一方「持っていない」と答えた数も多い結果に。

時代と共に考え方も変わってきています。“どちらの実家が購入する決まり”にこだわり過ぎず、初節句をお祝いしてあげたいですね。

男親側の祖父母からは別の形でお祝いを

雛人形を妻の実家が購入した場合は、夫の実家からは初節句のご祝儀で現金を包んで、両家でお祝いの金額バランスをとるようにしたいですね。

実際にデパートの売り場で尋ねたところ、最近は風習にとらわれず、両家で雛人形の金額を折半する家族も増えているそうです。

夫婦とはいえ、お互いに育った環境や地域をはじめ、親しんできた風習も違って当たり前。

風習の違いで無用なトラブルにならないためにも、夫と妻それぞれが自分の実家と話しながら、折り合いを付けて準備するのがいいのではないでしょうか。この場合、夫婦が主導権を持って話をまとめましょう。

 

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初節句でトラブルにならないためには?

雛人形は誰が選ぶ?祖父母主体で選ばないこと

実家から豪華な雛人形が届いて置き場に困った、という相談もよく見かけます。

大邸宅ならまだしも通常のマンションや建て売りでは、雛段を飾る部屋や、収納できるスペースはなかなかありません。高価な物なので、粗末にも扱えませんし…。

ハッキリ言って、住まいの状況にフィットする雛人形を選べるのは、自分たち夫婦だけです。

売場へ祖父母と一緒に行って選んだり、実家が遠方の場合は、ご祝儀で購入した雛人形の写真を送って報告することをオススメ。

両家の祖父母さま、相談なしにサプライズで買って贈るのは避けたほうが賢明です。お金は出しても口は(あまり)出さないで、雛人形選びは子供夫婦に一任するのがいいのではないでしょうか。

雛人形の相場は?両家のお祝い金額に気配りを

多く購入されている雛人形の価格帯は、10万円~40万円位の間。妻の実家が購入する場合、その負担を考慮した金額を夫の実家から贈ることも。両家の不公平感がなければ、トラブルにもなりにくいですね。

親王飾り 相場は10万円〜20万円
お内裏様とお雛様。省スペースで人気。
収納飾り 相場は7万円~20万円
飾り台が収納箱になる。2人から5人飾。
ケース飾り 相場は3万円〜7万円
組立て不要なケース入り。2人から15人飾。
三段飾り 相場は10万円~20万円
お内裏様とお雛様に三人官女。お道具も付属。4〜6畳くらいの部屋に。
五段・七段飾り 相場は25万円〜100万円
昔から親しまれているタイプ。お道具類も揃ったフルセット。6〜8畳くらいの部屋に。

雛人形の購入時期は?作家の人形は売切れに注意

デパートでは正月明けから店頭に。1月上旬から2月中旬に購入されてます。

ただ、人気の作家が手がけた雛人形や、手づくりで数量限定の人気雛は、1月には完売することもあるようなので、目当ての雛人形がある場合は早めに動きましょう。

 

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母の雛人形を娘に譲るのはダメですか?

雛人形は、もともと子供の災厄や災難の身代わりとなる人形(ひとがた)。それゆえに“一人ひと飾り”と言われ、母親の雛人形を娘に譲ることはしない、ということ。

さらに次女三女にも同じように一人ひとつの雛人形を揃えるのが基本。えっ何?そんなこと言われても、段飾りを2セットも3セットも飾れるスペースは、わが家にはありませんよ。

そんな時は、身代わりの人形(ひとがた)として、つるし飾りや市松人形など、装いの違うものにすればいいようです。

母親の雛人形は、実家に飾ったり、娘の雛人形と一緒に飾ったり、もしくは人形供養するんです。災厄を除けるためのものだから、ヨーロッパ文化のブランドバッグを祖母や母から代々受け継ぐような訳にはいかないのですね。

まとめ

いかがでしょうか。今回の記事「雛人形は誰が買う?女の子の初節句でトラブルにならないために」。昔からの風習やマナーとはいえ、地域で慣わしが違うのは要注意ですね。

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