写真提供:大仙市
夏の秋田・大仙市(だいせんし)で開催される「大曲の花火(おおまがりのはなび)」は河川敷の駐車場でテントも設営できるので、全国からキャンピングカーや車中泊の人たちも集まってくる日本を代表する全国花火競技会です。
2019年、元号も「令和」になって初めての大曲の花火にキャンプで参加しようと思っていた方に、悲報が届きました。なんと、今までの公式駐車場でのテント設営をはじめキャンピングカーや車中泊が禁止になるのです。
目 次
河川敷のテント設営可予約駐車場はすべて廃止?
写真提供:大仙市
2019年5月29日に大曲の観光課から発表されたショックなひと言。『河川敷のテント設営可予約駐車場はすべて廃止となりました』。
その理由は、近年のゲリラ豪雨などで河川水位の急な上昇などに対する安全管理を徹底するためだそうです。
令和元年(2019年) 8月31日(土)開催の第93回・大曲の花火大会では、例年のテント設営可能駐車場はすべて廃止。
河川敷をはじめ駐車場の予約申込(一次募集)は6/28必着で受け付けられていますが、キャンピングカーや車中泊はNGです。
駐車場番号 | 駐車場名称 |
8番 | 大曲大橋下流右岸河川敷 |
10番 | 姫神橋下流左岸河川敷 |
13番 | 大曲花火大橋上流右岸河川敷(小貫高畑) |
22番 | 雄物川河川敷緑地(花館地区) |
27番 | 大曲大橋上下流左岸河川敷 |
36番 | 大曲花火大橋上流左岸河川敷 |
40番 | 大曲花火大橋上流右岸河川敷(川目南) |
テント設営できる駐車場も近くにあるの?
写真はイメージです
河川敷に宿泊する方々の安全のためとはいえ、キャンプを予定していた皆さんには悲報となった今回の大仙市の発表でしたが朗報が!テント設営可能な駐車場が別に用意されるということなんです。
なんと大仙市が管理する駐車場を「テント設営可能駐車場」として準備してくれることに。事前の申込みは不要です。ここならテントを設営し宿泊することができますね。ただし…
【駐車場利用日時】
大会前日・2019年8月30日(金)朝8時から入場可能
大会翌日・2019年9月1日(日)朝10時までに退場必須
【利用料金】
環境整備協力金 なし
駐車 場番 |
駐車場名称 | 会場への 距離 |
収納 台数 |
車両条件 |
18番 | 大曲ファミリースキー場 | 5.2km | 200台 | 一般車 キャンピングカー 大型車 |
26番 | 大曲球場 | 5.2km | 350台 | 一般車のみ |
※駐車台数は状況により変更となる場合があります。
普段は未舗装の駐車場を臨時にテント設営可能な駐車場に設定したもので、キャンプ場ではありません。(キャンプ設備はありません)
何しろ初めての試みなので、どのくらいのスペースが用意されるとか、混雑度合いはわかりません。フェイスブックの公式アカウントで少しずつでも情報を収集するしかないですね。
駐車場でキャンプする場合の注意事項
準備されるテント設営可能駐車場は、あくまでも普段はフツーの駐車場。キャンプ場の気分で利用できる場所ではありません。注意事項やマナーをしっかり守って利用しましょう。
- 発電機の使用は午後10時まで
- 直火禁止
- 水場での鉄板洗いやゴミ排水禁止
- 早朝や夜遅くに騒がない
民間ならテント設営できる駐車場や簡易設備も?!
写真はイメージです
民間による私設駐車場の中には、例年通りテント設営ができる駐車場があります。山沿いの道路脇などには、キャンプしながら花火鑑賞できる民間駐車場も。キャンパーは毎年訪れる方が多いので勝手知ったる土地ですが、初めての方は早めに調べておくことをオススメします。
詳しくは大曲の花火ポータルサイトで、「私設駐車場(予約可能有料一般車駐車場)Map有り」をチェックしておきましょう。
大曲花火の当日に利用できるキャンプ場
2019年7月20日(土)からキャンプ場の事前予約受付開始になります。なお、キャンプ場から花火は見えません。あらかじめ観覧会場まで移動する方法なども考えておきましょう。
大曲ファミリーキャンプ場(市営)
利用料金などの詳細は大曲ファミリーキャンプ場のホームページをご覧ください。
◆お問い合わせ:総合公園テニスコート
TEL:0187-68-4567(8〜21時/土日祝OK)
大曲花火を楽しむためのプラス情報
2019大曲の花火、行く前に知っておきたい7つの注意点はこちらで!

大曲の花火大会会場で困らないための持ち物リストはこちらの記事で!

まとめ
何十年も毎年参加し続けてきて感じることは、近年の異常気象。花火大会数日前に大雨で市内のあちこちで道路が水没したり、増水した雄物川河川敷の花火大会の観覧会場が流されたりしてヒヤヒヤすることが多くなりました。その度に会場を速攻で復旧させる運営にも頭が下がる次第です。
命に関わる水害が増えてきてるのも事実なので、今回の「テント設営可能駐車場の全面廃止」はやむを得ない判断なのだと思っています。
大仙市がテント設営場所を新たに提供してくれたことには深く感謝いたします。この先も駐車場提供が廃止にならないように、ルールを守って楽しく利用したいものですね。