
早咲きの河津桜と言えば、やはり本家本元の伊豆半島・河津町(かわづちょう)でお花見したいですね。
いち早く春の息吹を感じることができるのが、この河津町で毎年開催されている「河津桜まつり」。今年、平成最後となる河津桜まつりの日時が発表され、例年通りのマップ配布も始まったので、ここで見頃のことや会場情報などをまとめておきます。
河津桜まつり2023年の日程は?

2023年(令和5年)第33回「河津桜まつり」の開催期間は2023年2月1日(水)〜2月28日(火)3月5日(日)に開催。当初は2/28まででしたが、開花の遅れもあり期間延長となりました。オープニングセレモニーや夜桜ライトアップなど、今年も楽しみです。
河津桜と言えば、ソメイヨシノの淡く繊細な桜イメージとは違い、濃いピンク色の大きな花びらで、力強く咲くイメージ。
ここ河津町は、河津川沿い約4kmに渡る両岸に約850本の河津桜が植えられていて、遊歩道の河津桜トンネルが圧巻です。
毎年100万人前後の人出がある人気の場所なので、混雑は避けられません。開花状況にもよりますが、従来の河津桜まつりの混雑のピークは2月25日(土)・26日(日)あたりになりそうですね。
見頃はいつ?河津桜まつり2023年の予測

河津桜は1月下旬からつぼみが吹き始め、例年の見頃は2月中旬から下旬にかけて。3月になると葉がではじめます。
満開の時期はおよそ1週間。開花情報をチェックして、5〜6分咲きのタイミングが見頃ではないでしょうか。
見頃には、見渡す限り河畔がピンク色に染まる絶景。夜には名木もライトアップするなど、河津桜まつり期間中は賑わいます。
【開花時期の参考】2019年の開花データ
場所 | 2019年の開花状況 (ご参考に) |
---|---|
原木 | 2月17日〜見頃 |
2月24日〜満開 | |
2月27日〜散り始め | |
河津川沿い桜並木 | 2月20日〜見頃 |
2月24日〜満開 | |
3月1日〜散り始め | |
河津七滝 | 2月14日〜見頃 |
2月24日〜満開 | |
2月27日〜散り始め |
開花状況は、2月1日から河津桜まつりホームページ(リンク)で毎日更新されますので、こまめにチェックしてタイミングを計るのが最善策ではないでしょうか。
電話でも情報提供されています。
河津桜開花情報ダイヤル〜開花情報専用
電話番号 : 0558-34-1560
1~3月は24時間自動音声
2月1日~2月28日は毎日更新
桜や紅葉も、確実な日にちが断定できないのがもどかしいですが、もし例年より暖かい日が続けば、河津桜の開花時期も早まります。上のダイヤルに電話しましたが、開花間近にならなければわからないようです。
いったい今年2023年の2月の天候概況はどんなものでしょうか。
2023年2月の気温は?開花は早い?

12月末に気象庁発表の季節予測「3カ月予報」によると、「2023年2月の北・東日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう」、東海地方(静岡県)の予報でも「平年と同様に晴れの日が多いでしょう」ということです。
気温が上がり気味となると、2月の中旬には「見頃」になるかも知れませんね。ただ、自然の営みはなかなか予想通りにならないことが多いのも事実です。
河津町の2023年2月の月間天気予報はこちら(Accu Weather月間天気予報リンク)。
過去のことですが、2018年は2月22日に伊豆スカイラインは積雪で通行規制。その翌日には、規制解除されましたが、なんと2018年3月21日の春分の日には大雪で通行止めにもなりました。特に車でアクセスする方は、天気のチェックも忘れずに、安全運転してくださいね。
公衆トイレと夜桜ライトアップ情報
河津桜まつりのトイレの位置や駐車場、夜桜ライトアップの場所をオリジナルマップにしましたので以下の記事で公開しています。あくまでも個人仕様のマップ(2023年1月の情報で作成)なので参考程度にしてください。記事内のマップはスマホの画面でピンチアウトで拡大できます。
トイレは行けるときに行くこと
トイレは仮設・常設トイレが何カ所かありますが、寒いと混雑するうえ数に限りがあるので、早めに済ませておきましょう。利用したトイレは比較的にきれいでした。
おむつ替えや授乳室はあるの?
赤ちゃん連れで河津桜まつりに来られる方にとっては心配ですよね。
おむつ交換は、河津駅となりの「河津町商工会館」内に臨時設置。また、河津駅から徒歩10分の「河津桜観光交流館」内の多目的トイレ内にもあります。
授乳室はどこにもありません。困ったときは観光協会窓口へ相談してください、とのことです。
夜桜ライトアップ

河津桜まつりで人気のイベントは夜桜ライトアップですね。ライトアップされる場所は、マップ内の黄色い円で囲った辺り。
【期間】2月1日~2月28日 18時~21時
(追記)※3/5まで期間延長
河津駅前の館橋より下流のライトアップ、峰温泉豊泉橋(ほうせんばし)~踊り子温泉会館裏のライトアップ、ループ橋下ライトアップ、名木のライトアップがあります。
河津桜まつり駐車場の利用料金や渋滞混雑状況は?
車で訪れたときに欠かせないのが駐車場情報。河津桜まつりの駐車場マップと料金表|渋滞や混雑状況に関しては公衆トイレマップと同じく下の記事でご覧いただけます。駐車場待ちをしないで散策するコース体験談も紹介していますので、伊豆の春ドライブの参考にどうぞ。
まとめ
「河津桜」は、一本の原木から挿し木で増やして、堤防に植え始められたのが昭和50年代。
原木は高齢なので、いつまで花を咲かせてくれるか心配です。さらに、川の堤防両岸に植えられている桜たちにも高齢化の波が押し寄せています。
改定された河川法で、堤防土手には木を植え替えられなくなった現代では、桜の木が倒れてしまうと、同じ場所に新しい桜を植えることはできないそうです。
「近い将来には、この風景も一変してしまうかもしれない」と河津町のご老人に聴きました。美しい名木や圧巻の河津桜トンネルを、ぜひ美しいうちに満喫してくださいね。