2023年5月27日の始発から青森・盛岡・秋田の北東北3エリアでSuicaが使えるようになります。
2001年にスタートしたSuica(スイカ)。21年経った今年やっと岩手・秋田・青森3県で使えるようになります。首都圏(関東圏)では交通系ICカードSuicaや、スマホに入れたモバイルSuicaで、改札をサッと通る風景が普通ですが、北東北エリアでは今まで使うことができませんでした。
今回の記事は、秋田県・岩手県・青森県の北東北エリアでのSuica対応に関しての最新情報まとめです。
全国に利用エリアを拡大しているSuicaは、2022年時点で西日本でも利用可能。ICOCAやPiTaPaエリアでSuicaが使えます。ただし、ICOCAエリアやPiTaPaエリアでは、オートチャージやエリアをまたがった移動ができないなど制限がありますね。
今まではSuicaで改札を通れなかった?
関東圏から東北にかけて移動するときに気になる東北エリアのSuica対応。エリアをまたぐ東北新幹線や秋田新幹線では「新幹線eチケット」を「Suica」や「モバイルSuica」と紐付けてタッチ&ゴーで利用できますが、2022年時点では在来線での交通系ICカードとしてSuicaは使えない状況でした。
【2023年までの状況まとめ】
- 新幹線eチケットならSuica紐付けで使える
- 在来線ではSuicaは一切使えない
- Suicaでのお買い物はできる
- 秋田・岩手・青森のバス利用
秋田・岩手・青森でSuicaが使えるようになる
秋田・岩手・青森県の3エリアで、乗車や定期券にもSuicaが2023年5月27日(土)始発から自動改札で使えるようになります。※一部は簡易Suica改札機です。
新たなSuicaエリアでは新改札システムが採用されるようで、運賃計算などをセンターサーバーに集約するそうです。(よくわかりませんが、クラウド化だそうです)
新たにSuica利用できるようになる北東北3エリア
新たにSuica利用ができるようになる北東北の駅は下記の通り。
乗車も定期券もSuicaでタッチ&ゴーできますが、3エリアともエリア内完結が条件で、エリアをまたがっての移動には利用できないとのこと。
対象エリア | 線名 | 対象駅 |
---|---|---|
青森 10駅 | 奥羽本線 (弘前~青森) | 弘前、撫牛子、川部、北常盤、浪岡、大釈迦、鶴ケ坂、津軽新城、新青森、青森 |
盛岡 18駅 | 東北本線 (北上~盛岡) | 北上、村崎野、花巻、花巻空港、石鳥谷、日詰、紫波中央、古館、矢幅、岩手飯岡、仙北町、盛岡 |
田沢湖線 (盛岡~雫石) | 大釜、小岩井、雫石、前潟(新) | |
釜石線 (花巻~新花巻) | 似内、新花巻 | |
秋田 17駅 | 奥羽本線 (和田~追分) | 和田、四ツ小屋、秋田、泉外旭川、土崎、上飯島、追分 |
男鹿線 (追分~男鹿) | 出戸浜、上二田、二田、天王、船越、脇本、羽立、男鹿 | |
羽越本線 (新屋~秋田) | 新屋、羽後牛島 |
まとめ
Suicaを使い始めると移動がとっても便利になります。またSuicaをスマホに入れていけば、スマホをかざすだけで改札を通過できるのでとってもスムースです。
「モバイルSuica」の始め方はJR東日本公式サイトで。
「タッチでGo!新幹線」は、きっぷを買うために窓口に並ぶ必要がないサービス。新幹線自由席等をご利用の際に予約不要でモバイルSuicaやSuicaなどの交通系ICカードのチャージ残額で乗車できます。設定の仕方はこちらで。
「新幹線eチケット」は、きっぷ受取不要で紐付けた交通系ICカードやモバイルSuicaで東北、北海道、上越、北陸、山形、秋田新幹線に乗車できるサービスで「えきねっとトクだ値」が使えておトク。詳しくはこちらで。
はじめて新幹線eチケット使ってみたよ
大曲の花火大会2022(夏)に先だって、初めて新幹線eチケットを利用した様子を写真でレポートしました。[新幹線eチケットで行く大曲の花火]もご覧ください。