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台風の土用波「一発大波」は危険!海水浴で要注意の引き波「離岸流」も図解。

昔から「お盆を過ぎたら海水浴はダメ」と言われてきましたが、いったいどういうことなのでしょう。単なる迷信ではなく、クラゲの発生をはじめ、離れていても台風の影響で発生する巨大な波が襲ってくるなどの事実について調べました。

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離れている台風から巨大な土用波?「一発大波」って何

古くから晩夏になると大きな波が押し寄せると言われ、夏の土用の時期にちなんで「土用波(どようなみ)」と呼ばれ怖がられていました。

実はこれ、遠く離れた遠洋に発生した大型台風によって生みだされている大きな波のうねり。海岸に近づくと複数の波が合わさって大きな波となって海岸に押し寄せるのです。

30分に1回、10m超の大波が襲ってくる?

最近の気象情報では「一発大波」と表現されていますが、これは「土用波」のこと。

通常の波の2〜3倍の高さで、30分に1回もしくは100回から1000回に一度くらいに突然の大波となって襲ってくると言われています。

太平洋側の海岸に出かける方は、洋上の台風のことも気にかけたうえで、海水浴や釣りを楽しみたいですね。

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海水浴で知っておきたい怖い引き波「離岸流」を図解

沖に流された!というニュース報道も多く耳にする海水浴シーズン。

波打ち際で遊んでいただけなのに、いつの間にか横に流されていたり、沖に流されていたという経験はありませんか?

これは、海岸に押し寄せる波が沖に引き戻される引き波の流れ「離岸流」(りがんりゅう)が影響しています。サーフィンやマリンスポーツで沖に向かってパドリングする際には、この引き波の流れ(離岸流/リップカレント)を利用して上手に沖合で離脱しているのです。

海岸の形状によって、離岸流の流れは海面だけでなく海中などでも複雑になる場所もあるので、ダイビングなどでは現地の情報を学んで注意しているそうです。

引き波から逃げ出す方法は?

もし離岸流(リップカレント)に巻き込まれてしまった場合は、その場所で岸に向かって泳ぐのはダメ。体力を消耗するだけで、どんどん沖に流されます。

  • まずパニックにならない!
  • 可能ならまわりの人に流されていることを知らせる。
  • 海岸と並行に横へ泳ぐ。(たいてい10〜30mくらい)
  • 沖への流れを感じなくなったら岸に向かって泳ぐ。
  • 泳げない人は無理に泳がず浮くことに専念する。
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海岸に着いたら海を眺める?サーファーに学ぶ!

波を楽しむサーファーは、海岸に着いたらしばらく海を眺めるのが基本。いつもの海岸も、季節や時間帯、気象状況で波の流れが刻々と変わっているので「潮流」を読むためです。

家族で楽しめる海水浴場となる江ノ島や茅ヶ崎の海岸でも、じっと海の表情を見てみてください。引き波の場所がしっかりわかります。

お子さまと一緒に楽しみたい海水浴だからこそ、その場の状況をしっかり見極めて安全確保したいですね。

離岸流(リップカレント)に関する調査報告や詳細な情報・映像は《海上保安庁のページ》をご覧ください。

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まとめ

土用波、一発大波、フリークウェーブ…呼び名は違っても同じ遠洋の台風から発生した巨大波。暴風域じゃないから安心だと思いがちですが、30分に1回の巨大波には注意して欲しいものです。

また海岸の引き波の流れ「離岸流」も知ったうえで、家族で海水浴を楽しんで欲しいと思います。今回は基本的な情報を図解した程度ですが、ぜひお役立てください。

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